長年の雨風に耐え忍んできたお寺の山門と袖塀の改修工事中です。
新しく建て替えるのではなく、今までの部材もしっかり活かしながら傷んだ箇所のみを交換します。

大工さん達が丁寧に解体し、作り直すものと再利用するものを選定します。

再利用する部材は丁寧に洗い、ほこりや雨染みなどの汚れを落とします。
また立派な丸柱も取替ではなく、傷んだ足元を根継して使用します。
割れや腐れのあるものは、既存の部材を参考にしつつきちんと組み合わさるように作り直します。

一通りの部材が揃い、建方を行います。
天気には恵まれつつも前日に雪が降り、厳しい寒さの中での建方となりました。

現在は屋根の木工事が終わり、瓦葺きに移るところ。
また袖塀の加工も着々と進んでいます。