家づくりの流れ6
新年度を向かえ、気持を新たにまた頑張ってブログを書きたいと思います。
今度こそ継続を!!p(`m´)q
より楽しく読んでもらえるような内容に努めてまいりますのでどうぞお付き合いください。
白木建設 家づくりの流れ⑤
打合わせの際に作成する図面・表は以下の通りです。
*平面詳細図(1/50)
*展開図(1/50) またはパースなどのイメージ図
*立面図(1/100)
*矩計図(1/30)
*電気設備図(1/50)
*設備器具表
*仕上げ表
これは前回にもご紹介いたしました。
この他に施工で必要な図面として
*各種伏せ図・・・基礎,梁,小屋の伏せ図です。躯体の詳細を表し、これを基に躯体が組み上げられていきます。
*矩計図・・・建物の断面の詳細を表し、床・壁・天井のつくりを確認します。
*壁量計算書、金物図・・・建築基準法、品格法にのっとった耐震性を確保しているか確認します。
施工で必要な図面に関しては専門的なので、お客様には説明の一部としてお見せすることはあっても、
打合わせで使用することはありません。これらは現場の監督や大工や業者方が必要とするものです。
この回では電気設備図に焦点をあててご紹介いたします。
電気設備図は、電気設備・電気配線の種類や位置などを示すものです。
電気設備・配線というと、コンセントやスイッチ・照明器具、電話、インターフォン、
インターネット、給湯リモコンなどです。
私たちの生活は電気製品によって便利に快適に支えられており、電気製品の重要度は高いものです。
今後もより暮らしを便利に彩る様々な電気製品を使用していくことが予想されます。
そのため、新築の際に電気設備の打合わせをしっかりとしておくことが、10年後ライフスタイルの変化によって
使う電気設備が今とは大きく異なっても、臨機応変に対応していくことが可能となるのです。
それではどのように打合わせをしていくのか具体的に紹介いたします。
例えば小さなお子様の子ども部屋。
今はまだ小さいからお父さんお母さんと一緒に寝ます。
子ども室は、広い子どもの遊び場として2室を1室として使い、
将来個室が必要になった時に壁を設けられるようにします。
将来的には仕切り壁ができるものとして、今は壁も何もありません。
そうすると入口(引戸)を設けると入口近くにスイッチとコンセントが設けられません。
少し離れた位置でも使い勝手には支障が無いと思いますが、
入口の手元にスイッチがあるとより使いやすいです。
そこでお客様の要望によってスイッチとコンセントを設置するための小壁を設けることで、
手元にスイッチが無いという状態をなくす方法を選択することになりました。
また、将来的にはネットの配線やTVの配線を引き込むことが予想されるため、
空配管をあらかじめ仕込んでおきます。そうすれば必要になった時に配線を通して、
ネットやTVを使用することが出来ます。逆に必要が無かった場合には空のままにしておくことも出来るのです。
このように将来的にライフスタイルが変化し、今とは使い方が異なる場合にも柔軟に対応できるよう、
電気設備図を通して、器具や配線の位置や将来的な使われ方を打合わせしていくのです。