家づくりの流れ5
白木建設 家づくりの流れ⑤
前回までの流れでは、基本設計・プレゼンテーションの説明をさせていただきました。
私どものプレゼンを通して、家づくりの考え方やプランなどにご満足いただけましたら、
設計契約となります。それでは設計契約~工事請負契約までの流れを説明いたします。
設計契約から工事請負契約までの打合わせ期間は、2~3か月と長丁場となります。
打合わせの際に作成する図面・表は以下の通りです。
*平面詳細図(1/50)
*展開図(1/50)またはパースなどのイメージ図
*立面図(1/100)
*電気設備図(1/50)
*設備器具表
*仕上表
その他、打合わせにはあまり使いませんが、
各種伏図や矩計図、壁量計算書、金物図などを作成します。
それでは、それぞれの図面がどのようなものなのか紹介いたします。
* 1 * 平面詳細図
プレゼンでの平面図(1/100)を基に平面詳細図を作成します。
平面詳細には、造作家具の寸法や建具の種類・寸法などの記載もされます。
平面詳細図とお客様の考えるプランと相違がないかを確認し、
よければ展開図をおこします。
場合によっては、プランが確定するまでもしくはあらかた落ち着くまで、
新たなプランの作成、それを基にした平面詳細図の確認を繰り返し行います。
* 2 * 展開図
平面詳細図とお客様の考えに相違がないことを確認したら、
次に柱・梁の見え方や窓の位置、造作・仕上げ、家具の配置・設備器具の種類・配置など
細かな部分を決めていきます。しかし、平面図では壁や天井の見え方が表現されず、
どのような雰囲気の空間になるのかの見当がつきません。
特に弊社では、お客様それぞれの思いに合わせて家の仕様・雰囲気が異なり、
どのお宅もなんとなく似てはいるものの、全く違う建物になっています。
なので、お客様にはお客様だけのより詳細な図面が必要となるのです。
そこで各部屋の面の見え方を図面にしていく。これが展開図です。
施工するに当たり、この展開図を基に現場での納まり詳細などの打合わせをしています。
ただこの展開図、少々理解しづらいとのご意見を頂戴しまして、
展開図の内容を理解していくために、お客様にはパースにして内容をお伝えしています。
おおまかな室内イメージをパースでご確認いただき、よりキッチン周りの家電棚など、
より細かく配置・寸法等の確認が必要な場合に限り、展開図で確認していただきます。
現場で使用する展開図はこのようなものになります。
この図面があらわしている見え方をパースにすると、
お客様にもこんな雰囲気の空間になることをより分かりやすく伝えることが出来ます。
この展開図では壁は柱を隠した大壁で天井との見切りをなくし、
壁・天井はよりすっきりとした納まりとし、平滑な天井のアクセントとして
梁の一部をあらわしとすることが表現されています。
この部屋は、お客様からの引込型の掃き出し窓を設けて内と外を
一体に感じる空間にしたいという要望をフルに生かし、
2間の大開口を完全引込窓にし、同じく障子も引込型としています。
このように展開図やパースを用いることで、より美しい意匠や、より使いよい空間の提案を
お客様と共有できるのです。お客様と施工側とがより近い住まいのイメージを持つことで、
お客様の思いをより反映させたオーダーメイドの家になると感じております。
続きはまた次回に紹介いたします(´ω`*)
*前回投稿後、展開図での打ち合わせについてご意見を頂き、意見を反映の基
少々内容を変更いたしました。今後ともよりよい家づくりに努めていくため、
ご意見があれば反映していきたいと思います。よろしくお願いします。